社会福祉研究交流集会
総合社会福祉研究所 > 社会福祉研究交流集会 > これまでの社会福祉研究交流集会 > 第8回社会福祉研究交流集会 |
第8回社会福祉研究交流集会 |
「社会保障・社会福祉の『破壊』から再創造へ
−生存権保障のあり方を問う−」
2002年8月24日(土)〜25日(日) 明治学院大学白金キャンパス3号館
第8回社会福祉研究交流集会資料集(PDF)
全体 (一括ダウンロード9.97MB)
目次(809KB)
記念講演(209KB)
シンポジウム(789KB)
第1分科会(3.71MB)
第2分科会(406KB)
第3分科会(2.51MB)
第4分科会(149KB)
第5分科会(375KB)
第6分科会(658KB)
特別分科会(136KB)
基礎講座(304KB)
全体スケジュール |
8月24日(土) |
●記念講演「政治・経済の新局面と日本の勤労者(仮題)」 | 渡辺 治さん(一橋大学大学院社会学研究科教授) |
13時45分〜15時00分
【ねらい】日本企業の多国籍化は日本の政治、産業構造に今までにない大きな変化をもたらし、勤労者の生活にも深刻な影響を与えています。記念講演では、勤労者の仕事・生活の悪化や社会保障「構造改革」の背景を考えます。
●シンポジウム「今日の失業・貧困と生存権」 |
15時15分〜17時30分
【ねらい】社会保障「構造改革」と社会福祉基礎「構造改革」は介護保険制度の本格化と社会福祉法の制定で強行され、矛盾も激化し、介護保険の見直しも日程に上っています。それらと連動して医療保険料の劇的な引上げによる3割自己負担化も国会に提案されています。国民へのまったく一方的な痛みの押し付けです。福祉の措置保障を破壊し福祉売買契約制度化に近い構造改悪であり、社会保障国家の破壊はとどまるところを知らず、民間・営利企業への丸投げさえ懸念される事態に当面しています。グローバリゼーション攻勢による「大競争」への対応のために雇用・労働基準と生活保障基準の破壊が推進されているのではないでしょうか。いずれにせよこの「破壊」に対抗し草の根から国政レベルまで安心して働き暮らせる社会を創造するために、今回はとくに緊迫している雇用・失業問題と貧困問題を取り上げシンポを試みます。
コーディネーター 相澤與一さん(高崎健康福祉大学教授)
シンポジスト 大須眞治さん(中央大学教授)「失業と生活保障のはざまで−日本の雇用失業政策の現状」
布川日佐史さん(静岡大学教授)「就労可能な要扶助者への生活保障・就労促進(日独比較)」
藤城恒昭さん(城西国際大学助教授)「生活保護をめぐる課題と福祉事務所(仮題)」
大谷 明さん(みさと協立病院副院長)「今日の労働と精神保健問題(仮題)」
●懇親会 |
18時00分〜
☆「銀座ライオン」のビールとお料理を学内のステキな会場でトランペット演奏を聴きながらご賞味いただけますゥ
お楽しみに!
お申込みされていない方も、懇親会参加希望の方は当日、受付までお申し出ください。
参加券をその場で発行いたします。(02/08/21)
8月25日(日) |
●分科会・基礎講座 |
9時30分〜15時00分
■おねがい■
分科会・基礎講座は同じ時間帯にそれぞれの会場で行います。
☆運営の都合上、分科会・基礎講座はいずれか一つを選んでご参加ください。
☆参加申込フォームには第2希望まで必ずご希望ください。
☆当日、途中で他の分科会・基礎講座へ移動することはご遠慮ください。
◆第1分科会◆ 深刻化する失業・貧困問題 |
【ねらい】深刻化する雇用不安やホームレスの問題を福祉事務所の側から考えてみたいと思います。セーフティ・ネットとしての役割を果たすのが福祉事務所や生活保護法などの本来の役割ですが、現状の問題点を探り、今後の課題を明らかにします。
☆コーディネーター 清水浩一さん(明治学院大学教授)
○報告者 長友祐三さん(目黒区福祉事務所相談援護係長)
「大都市東京における雇用不安と福祉事務所の接点」
○報告者 山田勝尚さん(横浜市中福祉保健センターサービス課保護担当)
「ホームレスの今日的状況と自立支援−その可能性と限界」
○報告者 加美嘉史さん(佛教大学専任講師)
「現代の失業・貧困問題と労働・福祉のあり方を問う(仮題)」
◆第2分科会◆ 介護保険をどう見直すか |
【ねらい】介護保険制度の見直しの時期となっています。これまでに明らかにされてきた制度の矛盾によって、高齢者がどのような状況におかれているのか実態把握をした上で、今後どのようにして改善していったらよいのか、その方向について検討します。
☆コーディネーター 宮崎牧子さん(大正大学助教授)
○報告者 石田一紀さん(長野大学教授)「要介護認定とマネージドケア」
○報告者 広末利弥さん(老人福祉総合施設原谷こぶしの里代表)
「介護保険がもたらしたもの−福祉現場の実態と進もうとしている道を問う」
○報告者 蛭川紀巳子さん(社会福祉士・介護支援専門員)
「介護支援を通じて明らかになった問題点−介護支援専門員からみた介護保険−」
◆第3分科会◆ 子どもの人権をどう保障するのか |
【ねらい】子どもの人権を保障するとりくみを実態・実践・制度のレベルで検討し、その発展方向を探ってみたいと考えています。具体的には、無認可保育所における「SIDS(乳幼児突然死症候群)」という病名に隠された専門職による人権侵害の実態の解明、東京の児童養護施設から子どもの虐待の現状と都の福祉改革の問題、今日の保育・福祉情勢をめぐる分析と課題を検討します。子どもの権利条約をどのように生かしていくことができるかを考える分科会でもあります。
☆コーディネーター 浅井春夫さん(立教大学助教授)
○報告者 櫛毛富久美さん(あかちゃんの急死を考える会事務局長)・小山義夫さん(同副会長)
「保育所における虐待問題を考える」
○報告者 黒田邦夫さん(全国児童養護問題研究会東京支部長)「東京都における福祉制度改革と児童養護」
○報告者 逆井直紀さん(保育研究所常務理事・全国保育団体連絡会事務局次長)
「児童福祉・保育をめぐる情勢の特徴」
◆第4分科会◆ 契約化と障害者福祉のゆくえ |
【ねらい】2003年度から実施される支援費支給制度を議論の素材にしながら、より広く障害者施策全体について、その現状を分析し今後の発展の方向性を探っていきます。
☆コーディネーター 矢嶋里絵さん(東京都立大学助教授)
○報告者 上野耕一さん(障害児者の生活と権利を守る神奈川県連絡協議会事務局次長)
「利用者の生活からみる福祉利用契約の問題点」
○報告者 二見清一さん(東京都足立区障害福祉課障害福祉計画係主査)「契約型福祉における行政の役割」
○報告者 岩崎晋也さん(法政大学助教授)「『自立』実現にむけた障害者施策の課題」
◆第5分科会◆ 高齢者医療と福祉 |
【ねらい】高齢者の人権をとりまく状況を、医療と介護・生活をできるだけ一体的にとらえることによって全体像を把握するとともに、人権を守る各地の取り組みに学びながら今後の政策課題と運動の方向を明らかにします。
☆コーディネーター 横山寿一さん(金沢大学教授)
○報告者 中重治さん(全国保険医団体連合会事務局次長)「小泉医療改革の今後の展開と私たちの運動(仮題)」
○報告者 吹田市職員労働組合「介護保険と高齢者の生活実態(仮題)」
○報告者 ※交渉中
◆第6分科会◆ 日本の年金制度の現状と改善課題 |
【ねらい】わが国年金制度が本来的にもっている格差構造などの問題点をふまえた上で、現在進行している制度改革の方向性を実態と運動の両面から明らかにします。また、欧米の高齢期所得保障のあり方を明らかにし、わが国の現状と対比させます。
☆コーディネーター 唐鎌直義さん(専修大学教授)
○報告者 公文昭夫さん(年金実務センター代表)「年金制度『改定』の現局面と問題点」
○報告者 森 信幸さん(全日本年金者組合事務局長)「年金者組合運動の到達点と課題」
○報告者 上田真理さん(福島大学助教授)「失業時代の高齢期所得保障−ドイツ年金保険と最低生活保障政策」
◆特別分科会◆ 自由研究発表………若手研究者のための自由な研究発表の場です。 |
☆コーディネーター 宮田和明さん(日本福祉大学教授)
基礎講座 ◎社会福祉を基礎から学びたい人のために基礎講座を開催します◎ |
I
理論編:「福祉の選択化・契約化をめぐる諸問題」
講師 秋元美世さん(東洋大学教授)
II
実践編:「利用者のためのケアマネジメント」
講師 大野勇夫さん(日本福祉大学教授)
●全体会「社会保障・社会福祉再創造のための研究運動の課題」 | まとめ 高島 進さん(日本福祉大学教授) |
15時00分〜
これまでの社会福祉研究交流集会にもどる トップページにもどる
総合社会福祉研究所 |