第20回社会福祉研究交流集会 in おおさか
生活を変える、福祉を変える、社会を変える
全体会・分科会会場アクセス1日目(8月30日土曜日)エル・おおさか●京阪・地下鉄谷町線「天満橋駅」より西へ300m 車でお越しの場合は、阪神高速東大阪線、法円坂出口を左折して直進、 2日目(8月31日日曜日) 大阪大学吹田キャンパス 大学院人間科学研究科・人間科学部講義室分科会 C-1/C-2/D をご選択の方は集合場所が異なります。御注意下さい
所在地
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◯大阪モノレール 阪大病院前駅下車 徒歩約5〜15分 ポスター/チラシのダウンロード画像をクリックすると、別ウィンドウで開きます。※表示にはAdobe Readerが必要です
国は、国民の自助・自立、そして家族や国民相互の助けあいが社会保障の基本として自己責任論を振りまき、社会福祉は慈善事業に変質させられようとしています。震災復興の遅れ、原発事故の影響、深刻な雇用問題、子どもたちやお年寄り、障害者をめぐるきびしい社会的背景と貧困問題、どれをとっても自助・自立ではいのちを守れないことは明らかです。さらに反動化を極める政権による解釈改憲による集団的自衛権の行使や教育への政治介入など、今は戦後なのか戦前なのかわからない危険な流れに、平和のうちに暮らすことの危機が現実味を帯びています。 「社会福祉がなくなる!平和がなくなる!」、そういう情勢の中で社会福祉の利用者、事業者、研究者、関係者に求められる力と活動は何か、今回の集会は「いのちと平和をまもる」をテーマに、研究・交流し、国民の社会福祉の権利は国民自身が決めるものという私たちが権利の主体者であるという原点に立ち、いのちをつなぐ実践と運動をつくり直す議論を、ここ大阪からまき起こします。 第20回社会福祉研究交流集会実行委員会 浜岡政好実行委員長参加呼びかけメッセージ
◆第20回集会フェイスブックページを開設しました◆
日程1日目全体会・8月30日(土)13時30分〜17時受付開始 <12時30分〜>オープニング企画 <13時30分〜>* 歌 岡大介さん (シンガーソングライター) * クラウン公演 かがやき神戸ぐりぃと * 基調報告 浜岡政好 実行委員長(佛教大学名誉教授) 記念講演 <14時30分〜>* 孫崎 享 さん(元外務省国際情報局長) テーマ「対米関係から日本の支配構造、平和、国民のいのち・くらしをどう見るか」 リレートーク いのちと平和を守るために <16時〜>地域や現場から当事者、若者などによる元気が出るトークを行います。
懇親会 <18時〜20時>会場: ホテルプリムローズ大阪 鳳凰の間 交通アクセス 地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅下車 2日目分科会・8月31日(日)9時30分〜15時30分分科会 <8月31日(日)9時30分〜15時30分>分科会 C/D のフィールドワークは会場が異なります。その他の会場は「大阪大学吹田キャンパス 大学院人間科学研究科・人間科学部講義室」となります。 お間違えになりませんよう、ご確認願います。 【各分科会のテーマ・ねらい等】1) 福祉の準市場化の中で、民間社会福祉事業は何を大切にすべきか内部留保等で指摘を受けてきた社会福祉法人のあり方についての厚労省まとめでは、社会貢献と財務諸表公開の義務化、法人の大規模化や非営利ホールディングカンパニーなどが示され、社福法人の本来の役割を慈善事業とし、イコールフッティングにより福祉を儲けの対象に営利企業の参入を図るという、憲法に規定される人権保障としての社会福祉という理念を歪め、社会福祉事業の変質に至っています。本分科会はこのまとめを読み解き、共同と連携をキーワードに私たちは何を大切に事業をすすめるのかを考えます。 2) まちがいだらけの医療介護一体改革 —最後まで人間らしく生きるための私たちからの反撃−衆議院強行採決を経て、国会で激しい論争が繰り返されている医療介護改悪関連法案。国は拡大する格差と貧困の解消に目をそむけたまま、社会保険主義を悪用した自己責任に終始させる思想と、地域の相互扶助を強調しています。高齢者分野は特にその先兵として、年金・医療・介護が財政問題を中心に語られ、憲法が保障する生存権を脅かし、社会保障の定義すら変えようとしています。これまでの高齢者の分科会という位置づけを継承しつつ、その本質問題である医療と介護をめぐる問題をもういちど整理し、生活実態をみる力を身につけ、現場からの実践・政策提案をしていく実践的な分科会を目指します。 3) 子どもの未来を阻む状況を考え、つながって元気に生きることとは非正規労働者が増え、親の労働条件が悪化し経済的貧困や健康の悪化、さらに、わが国の社会保障・社会福祉・教育や子育て施策の貧しさが、家庭を簡単に貧困化させる条件を作り出し、こどもの生活における諸問題を生み出しています。 この分科会では、子どもの暮らしの実態を見つめる中で、その背景である家庭の貧困状況とこのような状態を生み出した背景を学び、各地で取り組まれているこども支援や家族支援の状況を交流します。 4) 福祉としての保育の仕事と将来を考える今回の分科会では、新制度の「穴」の部分として、「子どもの貧困と新制度」について考える分科会とします。 市町村や国に対して、抜け落ちている課題として要望していく事柄を整理すること、それを通して福祉としての保育の仕事と将来を考えたいと思います。 具体的には、保護者や子どもの厳しい現状を明らかにし、短時間就労や非正規就労、シングル家庭の保育保障や保護者支援が新制度のなかでどのようになるのかを共通認識にし、課題を明らかにすることで秋以降の運動に活かせるものにします。 5) 福祉制度改革の中の障害者のくらし・運動の課題医療・介護の一体改革では、支援を必要とする人々を「医療から介護へ」「施設・病院から地域へ」と流し込み、公的な福祉制度からきりはなして、その対応を、地域の支えあいやボランティアなどに委ねようとしています。これまで障害児者のくらしは、長きにわたって家族の献身的な支援に任されてきました。公的な福祉制度の拡充は、障害児者だけでなく家族へのノーマライゼーションの実現にとって欠かせない課題であるにもかかわらず、公的な福祉制度を家族の私的な世話へと置き換える現在の制度改革が進むと、障害者・家族にはいっそう耐えがたい苦悩が押し付けられてしまいます。 こうした中、本分科会では、①障害者家族のくらしの実態を改めて確認すること、②現在の施策の流れを大きな視点からつかむこと、③障害者・家族の地域での暮らしを支えるために求められる制度上の課題を明らかにすること、の3点について報告・議論を進めます。 6) 生活保護基準引き下げと改悪生活保護法にどうたちむかうか昨年8月から来年4月にかけて段階的に生活保護基準が引き下げられており、96%の保護世帯に直接影響を与えるだけでなく、最低賃金、各種減免や就学援助、住民税非課税基準などにも影響を及ぼしています。また、申請の厳格化、扶養の強化、不正受給の厳罰化、就労強化、ジェネリック医薬品の強制をねらった改悪生活保護法がこの7月から施行されます。 この間、基準引き下げ反対の審査請求は1万件を越し、利用者、市民団体、法律家、専門家の法改悪反対運動によって、申請はこれまで通り口頭でも可とし、扶養親族への調査も特別の場合に限るとするなど、改悪を押し止めてきました。 本分科会では、①生活保護改悪反対運動と当事者の教訓、②これからの運動をどうとりくんでいくか、③そのために自治体労働者と市民がどう連帯していくかを考えます。 7) 福祉の仕事の話をしよう(若もの企画)昨年の愛知集会ではじめて開催した「若手分科会」。分野を問わず、さまざまな現場ではたらく「若手」があつまり、福祉の仕事に就いたきっかけ、魅力、悩み、夢を語り合いました。参加者からも大好評で、今年も開催決定! 職場の外だから話せること、同世代だから共感できること、分野を越えた交流だからえられる新たな気づきがたくさんあります。福祉の仕事の魅力とたいへんさを感じながらがんばっている若手のみなさん、同世代の輪をひろげ、福祉の仕事を語りましょう! 8) 橋下大阪市長・「維新の会」から暮らしと福祉を取りもどす橋下大阪市長は、大阪府政、大阪市政において「財政再建」の名のもとに、「収入の範囲内で予算を組む」事を原則とし巨額の歳出削減を進めていきました。その結果医療、教育、福祉といった住民直結の独自施策がことごとく縮減・廃止されました。橋下大阪市長・「維新の会」の施策と行政運営から見えてくる自治体の姿から改めて今日求められている自治体の役割とは何か、維新政治と対峙して住民要求の実現のため取り組まれている関係者の取り組みをもとに深めていきます。 A) 基礎講座 9時30分〜15時(予定)社会福祉が見えてくる、わかる勉強会 B) ひろば井戸端会議 9時30分〜15時(予定)福祉のひろば連載者の神門やす子さん(表紙絵)の人形劇とパフォーマンス、ラッキー植松さん(なにわ銭湯見聞録)の銭湯談義、福祉のひろば編集委員の上坪陽(峯陽)さんと遊ぼう・歌おう等々 C) なにわの福祉探訪(フィールドワーク) 生野コリアタウン※会場が異なりますのでご注意ください C-1) ハングル体験残席数 : 4 定員:20名 C-2) チャンゴ体験残席数 : 6 定員:20名 D) なにわの福祉探訪(フィールドワーク) 釜ヶ崎ツアー残席数 : (9時30分JR新今宮駅集合、15時頃まで)定員30名 【参加費】
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