第19回 社会福祉研究交流集会 福祉職場の解体新書 〜おもしろさを『科学』する〜
福祉職場で働く魅力、おもしろさを発信しましょう! 日程:2013年8月31日(土)〜9月1日(日) 愛知大学 名古屋キャンパス 会場はJR名古屋駅、あおなみ線に乗り換え、ささしまライブ駅下車徒歩すぐです。こちらの方法でお越しいただくのが一番わかりやすいです。
福祉職場で働く人々は利用者への「対応」と政策への「適応」に追われ、制度や政策を変えることに目を向けるなどはむずかしいのが現状です。相変わらずの人員不足で、キャリア形成の展望も見いだせず退職する人が後を絶ちません。こうした事態を放置したままでよいとは誰もが思っていないのですが、改善される見通しが立たず、事態はより深刻化する一途をたどっています。 今回の集会のメインテーマを「福祉職場の解体新書」としたのは、福祉の仕事の魅力、おもしろさ、楽しさをあらためて確認し、発信したいと考えたからです。しんどさばかりが強調される福祉の職場を変えたいと思っています。みなさんに気軽に参加して頂けるよう、工夫を重ねているところです。また、「真面目」「難しい」「政府批判ばかり」などと思われがちなこの集会のイメージを変えたいと考えています。 そのためにはこれまでご参加頂いている方はもちろんのこと、新たな参加者、若手の参加者(経験年数が短い方)が必要です。各分野別の分科会に加えて、今回は経験年数に配慮した分科会も設定しました。是非、ご参加ください。 第19回社会福祉研究交流集会実行委員会
→ 第19回社会福祉研究交流集会 木戸利秋実行委員長(日本福祉大学教授)のビデオレターはこちら
日程1日目・8月31日(土)13時30分〜17時受付開始 12時30分〜開会(オープニングセレモニー) 13時30分〜14時10分*文化行事 福保労東海地本若手組合員による群舞(ストトコ) 木戸利秋実行委員長挨拶 トークセッション <8月31日(土)14時10分〜17時>テーマ:福祉職場の解体新書〜おもしろさを『科学』する〜 【コーディネーター】長友薫輝さん(津市立三重短期大学教授・本集会実行委員会事務局長) →1日目全体会担当の伊藤文人さん(日本福祉大学准教授)のビデオレターは こちら トークセッション−会場の皆さんとともに−:「ソーシャルワークの復権」
【報告者】
登壇者には、この4点について、振り返っていただき、またこの間の制度改変に対する思いや問題点にも触れていただきながらトークセッションを進めます。フロアからの発言も交えて意見交換するなかで、社会福祉の仕事のおもしろさややりがいを再発見します。 懇親会 <8月31日(土)17時30分〜19時30分・愛知大学生協レストラン>2日目・9月1日(日)9時30分〜15時30分分科会 <9月1日(日)9時30分〜15時30分> ※分科会の報告者などは現在検討中です。 【分科会のテーマ・ねらい等】9月1日(日)9時30分〜15時30分1. 逆風の中で社会福祉はどう貧困問題に向き合うのか【ねらい】 昨年4月に人気タレントの母親が生活保護を受給していたことが明らかになったことを契機に生活保護に対するバッシングが高まりました。生活保護受給者の“浪費”を“通報”する条例を制定した自治体もあります。こうした空気は、ただでさえ孤立しがちな生活保護受給者をますます追い詰めています。 こうした風潮に便乗し、生活保護の引き下げを公約に掲げて政権復帰を果たした自民党政権は、さっそく生活扶助費の削減や生活保護法の改正を打ち出し、また、新たな生活困窮者支援体系の構想も具体化されてきています。 この分科会では、貧困問題が福祉の現場にどう立ち現われているかを確認した上で、貧困問題に実践者はどう向き合っていけばいいのか、さらには今日の事態を招いている社会のあり方も考えながら、仕事の魅力も話し合います。
【報告者・テーマ】 【コーディネーター】山田壮志郎さん(日本福祉大学准教授) →分科会[1]担当の山田壮志郎さん(日本福祉大学准教授)のビデオレターは こちら 2. 子ども・家族と一緒につくる子ども福祉現場【ねらい】貧困、虐待、いじめ、体罰、待機児、と子どもとその家族をめぐる社会問題はあとを絶ちません。 こうした社会問題に対応する法制度・政策がうまく機能していないことは明らかです。 昨年6月に成立した子ども・子育て支援法は、同時に改定された認定こども園法や児童福祉法と合わせて、子ども福祉の領域を変革させる内容をもっています。 特に、2015年からスタートする予定の保育制度の改革は、保育・子育て支援の環境を大きく変化させます。もちろん、障害のある子どもや社会的養護が必要な子どもにも深く影響を与えます。 来年で国内批准20年を迎える国連子どもの権利条約に照らせば、重大な権利侵害にあたるといえます。ところで、子ども福祉の現場で働く職員にとって「おもしろい」と感じるときは、自分の仕事が役に立っていると実感したときではないでしょうか。 子どもや保護者の変化抜きにして子ども福祉の仕事をふりかえることはできません。 本分科会では、子ども福祉の政策動向をふまえて、「当事者」の視点から子ども福祉の現場を考えたいと思います。
【報告者・テーマ】 【コーディネーター】中村強士さん(日本福祉大学准教授) →分科会[2]担当の中村強士さん(日本福祉大学准教授)のビデオレターは こちら 3. 障害者の望む生活と、それを保障する制度のあり方について【ねらい】障害者自立支援法違憲訴訟団と国(厚労省)が交わした「基本合意」は、原告団の、障害者自立支援法は憲法違反であるという提起を正面から受けとめたもので、障害者制度改革推進会議の議論を通して、新法を作ることを約束したものです。 しかし、国会は多くの障害者・関係者の声を踏みにじり、国会の多数の暴挙によって障害者総合支援法を成立させました。この法は、「基本合意」を破り、障害者団体が一致してまとめあげた「骨格提言」を棚上げにするもので「新法」とは名ばかりです。 基本合意と骨格提言を大切にした「障害者権利条約」の批准にむけた制度改革が今こそ求められる時期にきています。 障害者福祉の現状から問題となっている課題を出し合いながら、求められる障害者福祉のあり方を検討するとともに、仕事のやりがいを確認していきたいと思います。
【報告者・テーマ】 【コーディネーター】木全和巳さん(日本福祉大学教授)
→分科会[3]担当の小野勝幸さん(社会福祉法人ゆたか福祉会ゆたか生活支援事業所なかがわ施設長) 4. 介護保険制度「改悪」と要支援者の生活実態【ねらい】要支援者やその介護者の生活実態を明らかにしつつ、介護保険制度からの切り捨てが要支援者の生活にどのような影響を与えるのか、福祉労働者から発言し、今後の運動の方向性を明らかにします。 また、住民が主体になって、介護が必要になっても住み続けられる地域づくりのプロセスと成果も紹介します。こうして全体として、高齢者分野の仕事のおもしろさを共有したいと思います。
【報告者・テーマ】 【コーディネーター】新井康友さん(中部学院大学) →分科会[4]担当の新井康友さん(中部学院大学)のビデオレターは こちら 5.「若手」:自分たちができること※ 30歳代までの若手の方を対象にした分科会です 【ねらい】日々日常の忙しさがある中で、やりがいを感じられずにしんどい思いをしながら働いている世代がいます。厳しい情勢の中で運動をしていかないといけない、とわかっていてもそこに行く元気が出ない。そんな状況から少しでも前向きに進んでいくために今の自分を振り返りながらみんなの話を聞きながら、今自分たちは何が出来るのかを考えていけたらと思います。 【報告者】依頼中 【コーディネーター】寺坂渉さん(福祉保育労東海地本副委員長)・藤林清仁さん(名古屋経営短期大学) →分科会[5]担当の寺坂渉さん(全国福祉保育労働組合東海地方本部副執行委員長)のビデオレターは こちら 【費用】
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