社会福祉研究交流集会
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第17回社会福祉研究交流集会 in 京都 |
日程 | 2011年8月27(土)午後1時30分〜28日(日)午後3時30分(予定) |
会場: |
1日目 立命館大学朱雀キャンパス/2日目佛教大学二条キャンパス (京都市中京区 いずれもJR・地下鉄「二条駅」下車徒歩すぐ) アクセスはこちら 「立命館大学朱雀キャンパス」と「佛教大学二条キャンパス」は南北に隣接しています。
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主催: | 第17回社会福祉研究交流集会実行委員会/総合社会福祉研究所 |
開催要綱(PDF版、179.77KB)はこちら、「ワード」版はこちら(いずれも7・20現在)
東日本大震災では、誰もが、「自分は何ができるのか」「生きるとは何か」ということを考えたと思います。その後、連日のように「頑張れ」という言葉を聞くようになりました。しかし、この言葉は今を耐え抜いている人にとって「光」になる時と、どう頑張ったら良いのかわからない、頑張りたくても頑張れない状況におかれている人々にとっては、その人を追い詰める「刃」になるときがあります。 第17回社会福祉研究交流集会実行委員会 【諸費用】■参加費 一般・大学院生 5,000円 障害者・学部生 3,000円 ■懇親会費(27日夕) 5,000円 ※8月28日(日)の昼食は、佛教大学二条キャンパス1階のカフェレストラン「あむりた」のバイキング1000円をご利用ください。 食券は、集会受付の際にお買い求めください。 あむりたとは…… ◆主催・問い合わせ◆ 第17回社会福祉研究交流集会実行委員会 〒543-0055 大阪市天王寺区悲田院町8-12 総合社会福祉研究所内 電話06−6779−4894 FAX06−6779−4895 http://www.sosyaken.jp E-mail: mail@sosyaken.jp ●受付開始 12時30分〜 ●開会(オープニングセレモニー) 13時30分〜14時 琴演奏 梶 寿美子さん(琴アンサンブルプリマルーチェ主宰) 開会挨拶 浜岡政好 本集会実行委員長/石倉康次 総合社会福祉研究所理事長 ●記念講演 <27日(土)14時〜15時30分> テーマ:生きる、ということ 高橋 卓志 さん(臨済宗 神宮寺住職、龍谷大学大学院客員教授) ●被災地からの報告 <27日(土)15時40分〜16時30分> テーマ:被災地の現況と社会福祉の課題(仮題) 佐藤 嘉夫 さん(岩手県立大学教授) 予定 ●基調報告 <27(土)16時30〜17時> 報告者 藤松素子さん(佛教大学教授・本集会実行委員会事務局長) ★懇親会<27日(土)18時〜20時・佛教大学二条キャンパス1階カフェレストラン「あむりた」 ※※※※※※※※※※※※※【2日目・8月28日(日)9時30分〜15時30分】※※※※※※※※※ ●分科会 <28日(日)9時30分〜15時30分> 詳細は2,3頁をご覧下さい。 【分科会のテーマ・ねらい・報告者等】28日(日)9時30分〜15時30分 ※報告テーマには仮題のものがあります [1] 貧困の広がりのなかで、生活保護改革と支援のあり方を考える 【ねらい】 失業率が好転せず不安定な雇用状況が続くなか、生活保護利用者は戦後直後に匹敵する200万人に達しています。指定都市市長会は、国に生活保護の事実上の有期化と保護基準(最低生活費)の引き下げを求めており、国は生活保護基準についての検討を始めています。 しかし、貧困の広がりに対して生活保護は十分な役割を発揮しているとは到底言えません。他方、生活保護でしっかり生活を保障しながら、自立を支援している釧路の取り組みや、生活保護世帯の子どもたちへの学習支援など、貧困の連鎖を断ち切る取り組みが全国に広がっています。本分科会では、貧困の広がりの下で、生活保護改革のあるべき方向性や、求められる自立支援、学習支援の在り方を探っていきたいと考えています。 【司会】仙田富久さん(スクールソーシャルワーカー・ホームレス相談員) 【助言者】吉永 純さん(花園大学)・田中聡子さん(県立広島大学) 【報告】「生活保護改革をめぐる動向と求められる改革の方向」吉永 純さん(花園大学)/「求められる自立支援とは?〜“寄り添い型”への転換を求めて」櫛部武俊さん(前・釧路市生活福祉事務所主幹)・今村雅夫さん(元ケースワーカー、現パーソナルサポーター)/「高校進学の願いに応える 〜低所得世帯子弟の学習支援に取り組んで」 ・学習支援を行う大学生からの報告 犬飼公一さん(滋賀医科大学学生、学習支援サークル )・ひとり親家庭の子どもへの進学支援−NPO法人化した大学生の運営する学習塾の取り組み− 渡剛さん(大阪大学学生、塾運営) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ [2] 介護保険法「改正」と私たち 【ねらい】 今日の介護政策の基本は、厚労省研究会「2015年の高齢者介護」にあると言って良いでしょう。ここでは「住み慣れた地域で住み続ける」という理念が謳われました。しかし今回の介護保険法等「改正」法案、近年の終末期在宅療養の促進、高齢者住まい法の改正などを見ると、政策の特徴は、「軽度者」に対しては介護保障を縮小して在宅生活を困難にする一方、「重度者」に対しては生活の格差を無視して「在宅」を強要するものと考えざるを得ません。本分科会では、在宅ケアの各領域から報告を受け、この間の政策と現場実践の経過および、新政策よって生まれる問題を整理し、国民本位の介護保障あり方を考えます。 【司会】小川栄二さん(立命館大学) 【助言者】日下部雅喜さん(大阪社会保障推進協議会介護保険対策委員) 【報告】「介護保険制度改変の動向─高齢者の生活実態と軽度者外し・24時間巡回型等の問題点を含めて−」森永伊紀さん(自治労連中央執行委員)/「地域包括支援センターの現状と「地域包括ケア」政策〜総合相談・活動から見えてくる連携とその課題〜」奥田敏雄さん(京都市左京南地域包括支援センターセンター長)/「地域密着型サービスの現状と「地域包括ケア」政策─「切れ目のないサービス」の可能性−」吉田隆英さん(生活支援センター上総センター長)/「高齢者介護への願い─高齢者と家族の視点から−」内海聡子さん(医療法人同仁会 耳原ケアプランセンター大浜 主任ケアマネジャー/よりよい介護をめざすケアマネジャー・ヘルパーの会事務局長) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ [3] インクルーシブな社会づくりめざして−障害者権利条約の水準で− 【ねらい】 「障がい者制度改革推進会議」において、第2次意見がまとまりました。しかし、2月に内閣府から出された「障害者基本法」改正案の骨子である「障害者基本法の改正について(案)は、第2次意見の水準からも大きく後退した内容となっています。 「障害者権利条約」の根幹である、障害のある人を基本的人権が保障された権利の主体者としての位置づけがなされた、新しい制度を作り出していくためには、さらなる運動と連帯が必要です。また大きな被害をもたらした東日本大震災を通して、改めて「人権としての障害者支援、被災者支援」が問われています。この分科会を通して総合福祉法はどうあるべきかを検討したいと思います。 【司会】粟津浩一さん(きょうされん京都支部)・粟田紀江さん(きょうされん京都支部) 【報告】基調報告「総合福祉法は障害者権利条約の水準で」鈴木 勉さん(佛教大学)/基調報告「総合福祉法制定にむけた運動の成果と今後の課題」井上泰司さん(大阪障害者センター)/「東日本大震災から見えてきたこと 被災現場での障害者と震災から考える総合福祉法」粟野 賢さん(あらぐさ福祉会)・西村 直さん(きょうされん理事長)/「行政担当者から見た自立支援法の課題と総合福祉法に望むもの」宮本 茂さん(自治労連社会福祉部会副部会長)/「京都での運動の成果と今後の方向」田尻 彰さん(洛西寮施設長)/「訴訟運動で勝ち得た『基本合意』の完全実現と総合福祉法の確立を」井上吉郎さん(障害者自立支援法違憲訴訟元原告) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ [4] 子どものいのち・そだち・まなびを保障する社会を作るために 【ねらい】 東日本大震災は、子どものかけがえのない命を奪い、安全や安心がある暮らしも奪っていきました。それは原発や放射能の恐怖とともに今もまだ続いています。また、厳しい雇用情勢の中で、家計の苦しさが子どもの貧困につながり、全国でも解決を急ぐ重要な課題となっています。その中で、大人の力で子どもの貧困をなくす取り組みが全国でも活発に進められています。京都においても「子どものいのち・そだち・まなび」京都ネットワークを立ち上げ、「子どもの貧困フォーラム」や『子どもの権利手帳』の発行などに取り組んできました。これらの活動から、子ども達の貧困を解決する手がかりの一つに、子ども達に関わる大人達の抱える困難の共有や問題解決に向けての経験の蓄積、分野や立場を超えたネットワークの必要性を感じてきました。 今回は京都での「子どもの貧困をなくすフォーラム」の取り組みや、子どもを取り巻いている情勢や子育て支援の課題を明らかにします。全国からの参加者のみなさんと、子どものいのち・そだち・まなびを脅かしている原因を探り、解決の方向を考えたいと思います。 【司会】池添 素さん(らく相談室) 【報告】基調提案「子どものいのち・そだち・まなびを保障する社会を作るために」池添 素さん(らく相談室)/「行き場のない子どもの居場所シェルターづくり」吉田雄大さん(あかね法律事務所 弁護士)/「子ども子育て新システムの問題点」井手幸喜さん(京都保育運動連絡会事務局長)/気になる子どもの子育て支援と療育の役割」安藤史郎さん(児童デイサービス和[なかよし])/「親の子育て力と保育の役割」中西京子さん(蜂ヶ岡保育園園長)/「労働組合が子どもの貧困に取り組む理由」梶川 憲さん(京都総評事務局長) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ [5] 社会福祉事業の経営と福祉労働を変質させる政策動向と安心・安全を保障する基本を問う 【ねらい】 社会福祉労働・経営現場がめざすのは人びとのよりよい暮らしの支援であり、その中で安心・安全な支援とともに経営の安定性と福祉労働の質を確保することは、過去から現在、そして将来においても課題であり続けるものです。そうした観点のもと、社会福祉の経営と労働にかかわる政策と現場で続いている社会福祉変質の動きを確認し、それを乗り越えていくための実践を交流しつつ、理論的な課題についても検討します。 【司会】豊田八郎さん(総合社会福祉研究所) 【助言者】清水俊朗さん(全国福祉保育労働組合) 【報告】「社会福祉事業経営をめぐる動向」石倉康次さん(立命館大学)/「医療福祉生協の地域戦略と現場の課題」(交渉中)/「医療行為の解禁について」吉川幸志さん(特別養護老人ホームいのこの里副施設長)/「生活支援外しと地域包括支援センター」(交渉中)/「福祉従事者の働きがいと処遇・養成過程」陳引弟さん(立命館大学大学院) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ [6] 震災とまちづくり 【ねらい】 2011年3月11日、マグニチュード9.0の地震が東北、関東地方を襲いました。地震の被害はもとより、太平洋沿岸部では、街を覆い尽くす津波の襲来で、多くの方々の尊い命が奪われる結果となりました。死者、行方不明者、併せて2万5000人を超える大惨事となり、日本列島が驚きと悲しみの渦に包みこまれました。 本分科会は、こうした事態にいち早く現地に駆け付け、様々な立場で支援活動を展開した方々に登壇いただき、被災地活動報告と併せて、今後、被災地においてどのような支援が求められるのか、今後の復興ビジョンを検討していく上で、重要な視点・要素を共有、検討することを目的に開催します。 【司会】後藤至功さん(佛教大学) 【助言者】浜岡政好さん(佛教大学) 【報告】「岩手からの現状報告」石井布紀子さん(有限会社コラボねっと取締役、災害ボランティア活動支援プロジェクト会議幹事)/「宮城からの現状報告」池田昌弘さん(全国コミュニティライフサポートセンター理事長)/「福島からの現状報告」丹波史紀さん(福島大学) ※分科会後半は、報告者・助言者によるシンポジウムを行います。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ |
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