福祉のひろば 2006年8月号

【特集】生存権を保障する生活保護行政こそ国民の願い

●特集● 生存権を保障する生活保護行政こそ国民の願い

ひろばトーク 日本国憲法第九条こそ希望の灯火 アレン・ネルソンさん

“針の穴”ほどの人権侵害も許してはならない
──生活保護行政の実態と課題 大口耕吉郎
厚生労働省「生活保護行政を適正に運営するための手引」の検討
──「新適正化」路線への危惧 吉永純
【北九州市】生活保護申請拒絶による「孤独死」事件
北九州市社会保障推進協議会
「生活保護受給者のこえ」 普通の生活をしてはいけないのですか?

トピックス
社会保険庁に今、何が起こっているのか 飯塚勇
全員勝ったで! 原爆症認定近畿訴訟の全面勝訴を全国に 豊島達哉
被爆者と、福祉を学ぶ学生たちがつくった絵本『ようすけ君の夢』
「貧困・不平等・社会的公正に関する日米シンポジウム」のご案内 青木紀

●連載●
「私の社会学・社会福祉研究のあゆみ」
安保闘争から社会福祉研究へ 真田是
フォーラム 社会をみる目・福祉をみる目
テレビと子ども 玉置弘道
【新連載】すみれ愛育館 今昔物語
46年をふり返る 青木邦仁
ホームレスから日本を見れば ありむら潜
森の中の家から──私が見たアメリカ──
五つの望み 池宮とも子
わらじ医者 早川一光の「よろず診療所日誌」
煙のバァーちゃん 早川一光
よりあって おりあって──宅老所よりあい物語──
どーきんこん 下村恵美子
育つ風景 「泣いてがんばる」 清水玲子
児童相談所はいま 育てにくい子どもたち 二宮直樹
落合健二のニュース私考 エド・マローの苦い勝利 落合健二
映画案内 『ハイジ』 吉村英夫
毎日が誕生日 意識不明 川口智子
バリアフリーな社会をめざして
手話を医療への架け橋に─コミュニケーションは生きる権利─
田中真砂枝・濱野亮子
あのまちこのまち居住福祉資源探求の旅
子どもを守る地域密着の小学校 早川和男
海外社会保障事情
アメリカの在宅介護労働者はなぜ団結したのか 藤田貴之
私の研究ノート
地域におけるボランティア活動の位置と役割を考える 志藤修史
みんなのポスト/まちがいさがし/福祉の動き/今月の本棚
●グラビア● 京のまちのオアシス(おてらハウス) 豆塚猛

●表紙の絵●
「夜の花火」(水彩) 鴫原正樹
[ワークハウスあまね]
まるで花びらみたい。夜空に消えてゆく光の名残り。
涼しげに、夏の花。
●カット●
川本 浩・田上明子