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福祉のひろば 2024年8月号商品コード:hrioba-202408

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特集 社会福祉のあゆみから、戦争と平和を考える


社会福祉は、人々のいのちと生活を守り、人権を尊重することが最大の目的であり、戦争とは対極にあります。しかし、過去、社会福祉の前身である「社会事業」が、「戦時厚生事業」として戦争に組み込まれ、加担してきた歴史があります。それは特別なことではなく、世界中で起きてきたことです。目の前の困っている人を助けるという社会福祉の性格上、再び戦争が起きれば、同じことがくり返される可能性は大いにあります。

本誌の発行元である社会福祉法人大阪福祉事業財団のはじまりは戦時厚生事業の実施であり、以降、管理統制の厚生事業から決別し、民主主義と人権を守る社会福祉をめざして、実践を積み重ねてきました。児童養護施設の多くも、戦後の戦災孤児・浮浪児の収容を目的にスタートしています。多くの社会福祉法人・団体が、銃後を守る戦時厚生事業や、“戦争のあと始末”の役割をもってスタートし、そのなかで、戦争がいかに人権を侵害する行為であるかを確信し、二度と同じことをくり返してはいけないと、「平和なくして福祉なし」を掲げてきました。

今号の特集では、社会福祉事業をおこなう団体自身が、戦中・戦後にそのルーツをもち、戦争と深くかかわっていることをふり返りながら、いま一度、「福祉と平和」について考えたいと思います。戦災孤児・原爆孤児として、実際に戦後の社会福祉事業とかかわってこられた当事者の方にも、お話をうかがいました。

【ひろばトーク】

南西諸島で進む「ミサイル要塞化」 上里 清美

●特集●  社会福祉のあゆみから、戦争と平和を考える

戦時厚生事業を断ち切り、民主化を推し進めたちから 寳 徳左

原点に立ち戻る 子どもの今と未来をどう守るか 髙橋 利一

希望や目的をもって社会で生きていく力を 福田 茂雄

平和を守るために学び続けよう! 三村 正弘

戦争の傷痕に苦しみながらも平和のために歩む 山田寿美子

二度と戦争孤児がうまれない世界へ 浅井 春夫
~子どもへの無関心の国のなかで私ができることを考え続ける~

「戦争への道」を選ばないために
 ──戦争と社会福祉事業の歴史に学ぶ 纐纈厚・永岡正己

●トピックス● 

「慰霊の日」を知ってますか〜受け継がれる沖縄の思い〜
中島 素美

働かざるをえない状態に追い込まれている日本の高齢者の現実
河合 克義

青木道忠さん偲んで

●連載●

なかまと職員と家族と、ともに築く暮らしの場
 私の人生はダウン症の次男とともに激変‼ 安藤美知子

続・ヘルパー歳時記  たかが掃除、されど掃除①

WORK WORK──わくワク── あかねの会就労支援室
 バランスの良い食事のお手伝いをしたい野菜たっぷりスープ

JОB&ACTION 全国福祉保育労働組合(41)
 団体交渉実施にこだわった24春闘がもたらした変化

私の履歴書 社会福祉経営全国会議(41)
 今こそ「共に育つ」を問い直す 山本 耕平

阿修羅がゆく わたしが好きな釜ヶ崎(61) 水野阿修羅

育つ風景 Rちゃんのふりかけ 清水 玲子

映画案内 『魔女の宅急便』 吉村 英夫

現代の貧困を訪ねて 生田 武志
 フィリピン・セブ島の貧困地域を訪ねる(その3)

似らすとれーしょん道場 似顔絵まんがアート
 100回記念企画の発表じゃ~!  ラッキー植松

ホームレスから日本を見れば  ありむら潜

花咲け! 男やもめ 川口モトコ

*お知らせ* 第29回社会福祉研究交流集会in関東 

みんなのポスト/福祉の動き/今月の本棚 

●グラビア●  平和な世の中を願い、戦争の悲惨さを伝えたい
       ~岡山県津山市・美作大学沖縄県人会の創作劇「時をこえ」~

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