福祉のひろば 2022年11月号商品コード:hiroba-202211
特集 ケアを社会の柱に! 平和を社会の基礎に!〜いまこそ、世代も分野も超えて〜第27回社会福祉研究交流集会in愛知
今年の社会福祉研究交流集会in愛知では、ケアの現場だからこそ見える経済的なものさしでははかれない価値とは具体的になにか、ケアのなかにある社会を変える可能性とはなにか、現場の報告から考え、議論し、共有することができたのではないかと思います。
1日目の全体会と2日目の分科会をとおして、あらためて、福祉実践にはこれからの社会のあり方を考えるためのヒントが溢れていることを感じました。だからこそ、福祉の専門職である私たちには、実践のなかにある価値を言葉にし、整理し、その価値を大切にする実践を積み重ね、社会全体に広げていく役割が求められていると思います。
あらためてむずかしいなと感じるのは、福祉実践は一人ひとりに合わせたオーダーメードであるいっぽうで、オーダーメードの支援をしながら、そこにある共通点や背景にある社会問題に目を向け、「個人的なことは政治的なこと」とうんと視野を広げていくことが求められる点です。福祉労働はなんと専門性が高い仕事なのだろうと感じます。
【ひろばトーク】
市民本位の大阪市政実現をねがって 藤原 一郎6
●特集● 第27回社会福祉研究交流集会in愛知
ケアを社会の柱に! 平和を社会の基礎に!〜いまこそ、世代も分野も超えて〜
【シンポジウムⅠ】利用者、職員とともにあゆむ社会福祉のあり方
【基調講演】ケアを中心とした社会への転換 竹端 寛
【シンポジウムⅡ】利用者一人ひとりにあった支援のあり方を考えるヒントに
コロナ後における、社会のグランドデザインを考えてみよう 清水日出美
マスコミ、SNS、地域のつながり力を生かす取り組み等に学ぶ 中井貴美恵
福祉労働は人権保障の担い手なのになぜ低処遇⁉ 寺田 恒
みんなで悩みを話そう広場 今﨑 佑介
ケア労働の実践のあゆみを考える 八木あゆみ
●トピックス●
もっとグラビア へいわのこころ みんなでかんがえる
モンゴル・大草原のゲルで「家」と「家族」を考える 根津 眞澄
健康で文化的な生活を考える 河合 克義
【PHOTO】社会福祉法人かがやき神戸
●連載●
WORK WORK──わくワク──
手づくりのお菓子と革製品のハーモニー あとりえふぁんとむ
ケア労働処遇改善キャンペーン!④
学童保育指導員の働き方の改善を 川崎みゆき
夕映えのとき〜人生の終え方を支える実践〜
一人ひとりの人生、価値観、願いに思いを寄せる 瀬戸 美穂
座ることを考える
腰椎の前わんが座ることに与える影響 増澤 髙志
JОB&ACTION 全国福祉保育労働組合(20)
京都市による不当労働行為の撤回を求めるたたかい
私の履歴書 社会福祉経営全国会議(20) 川端 隆
保育園は、人への信頼と生きるよろこび、そして希望をはぐくむところ
阿修羅がゆく わたしが好きな釜ヶ崎(40) 水野阿修羅
相談室の窓から 青木 道忠
それぞれの個性や特性が尊重され安心してヘルプが出せる社会に④
育つ風景 ある晴れた日の園庭で 清水 玲子
映画案内 『若者たち』 吉村 英夫
現代の貧困を訪ねて
過去最高の値上がりラッシュが困窮者を直撃している 生田 武志 72
似らすとれーしょん道場 似顔絵まんがアート
平均顔を作りあげるのじゃ! ラッキー植松
ホームレスから日本を見れば ありむら潜
花咲け! 男やもめ 川口モトコ
みんなのポスト/福祉の動き/今月の本棚
●グラビア● へいわのこころ みんなでかんがえる