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社会福祉特別講座

第1回社会福祉特別講座

お申し込みはこちらからどうぞ。

専任講師 真田 是(さなだ なおし・立命館大学名誉教授・総合社会福祉研究所理事長)

「聖域なき構造改革」は社会福祉の全面改革をもねらっており、それは社会福祉制度にかかる公費の削減にとどまらず、社会福祉サービスさえも「商品」としてもうけの対象するところにその特徴があります。2003年度には障害者分野でも「支援費」というサービス購入を目的とする制度へと転換しようとしています。
このような情勢下で、福祉現場では、福祉をもうけの対象にするのか、福祉労働の原点に返り利用者の立場に立って権利保障、生活保障制度として発展させていくのかが大きく問われています。このような厳しい情勢のなかでも主体的に展望を切り拓こうとする福祉労働者を養成することが、権利としての社会福祉を支えていく拠り所になると考えられます。
そこでこのたび、中堅幹部の資質向上と主体的力量を持った福祉労働者の養成のため「社会福祉特別講座」を開催する運びとなりました。ふるってご参加下さい。

◎受講対象  社会福祉及び関連領域の現場・機関・団体に勤務する中堅幹部
◎会場    国労南近畿会館3階会議室(JR天王寺駅北口より東へ徒歩3分)
◎参加費   総合社会福祉研究所会員20,000円  非会員25,000円
◎申込み   こちらからお申し込みください。
◎問い合わせ先 総合社会福祉研究所事務局
TEL06-6779-4894 FAX06-6779-4895
〒543-0055 大阪市天王寺区悲田院町8-12

●日程及びカリキュラム 全12回 *時間帯は各日とも 午後1時〜5時 
※当初「第2講=9月22日、第3講=10月6日」とご案内しましたが変更になりましたのでご注意下さい。

<第1講> 2001年9月8日(土) テーマ「現代社会の特徴と社会福祉(1)」
* 近代資本主義が社会福祉を成立させ発展させてきた事情
* 近代と現代−−現代は近代の事情にどんな変化をもたらしたのか
<第2講> 10月6日(土) テーマ「現代社会の特徴と社会福祉(2)」
* 社会福祉の対象と現代社会の特徴
* 現代社会の特徴と民主主義の動向
<第3講> 10月13日(土) テーマ「現代社会の特徴と社会福祉(3)」
* 20世紀の支配・統治政策の特徴と社会福祉
<第4講> 10月27日(土) テーマ「現代日本の労働と生活の特徴−−社会福祉の対象(1)」
* 労働にみる戦前−戦後−現代の変遷と特徴
* 生活にみる戦前―戦後―現代の変遷と特徴
<第5講> 11月10日(土) テーマ「現代日本の労働と生活の特徴−−社会福祉の対象(2)」
* 労働と生活からみえる現代の特徴と動向
<第6講> 11月24日(土) テーマ「いま注目されている現象またはトピックス(1)」
* 経済の分野/これらからみえる現代の諸特徴が社会福祉の動向にどういう関わりを持つかを研究
<第7講> 12月1日(土) テーマ「いま注目されている現象またはトピックス(2)」
* 政治の分野/これらからみえる現代の諸特徴が社会福祉の動向にどういう関わりを持つかを研究
<第8講> 2002年1月26日(土) テーマ「いま注目されている現象またはトピックス(3)」
* 社会の分野/これらからみえる現代の諸特徴が社会福祉の動向にどういう関わりを持つかを研究
<第9講> 2月9日(土) テーマ「現代日本で社会福祉を推進するベクトルと阻むベクトル(1)」
* 生活を貫く客観的な法則
* 国民の生活実態
<第10講> 2月23日(土) テーマ「現代日本で社会福祉を推進するベクトルと阻むベクトル(2)」
* 生活実態から主体形成への複雑な筋道――主要な二つの方向
* 日本型企業社会
* 多国籍企業とグロ−バライゼイション
<第11講> 3月9日(土) テーマ「社会福祉運動の動向(1)」
* 戦後日本の社会福祉運動
* 階級・階層の運動と社会福祉
<第12講> 3月23日(土) テーマ「社会福祉運動の動向(2)」
* 地域・住民運動と社会福祉
* その他の社会運動と社会福祉

※カリキュラムの詳細は、進行に応じ若干変更することがあります。また、都合により日程を変更する場合は事前に連絡いたします。

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